1年前、愛犬と一緒に初めての海外旅行へ行きました。しかしさすがにどこへでも連れて行けるわけではないので、基本的にはペットホテルへ預けていたのですが、そこで日本とは色々な違いがあることに気付いたのです。
まず最初に驚いたのは、単純に預かること以上のサービスが充実していることでした。例えばトリミングサービスがセットになっているところでは、預かってもらう間にカットやブラッシングもお願いできるシステムになっています。或いはサロンを併設しているところでは、ケージではない広々とした空間で大切な愛犬を預かってくれました。
そして動物病院と連携しているペットホテルが、海外には非常に多いとも感じました。私が知る限りでは、日本国内ではまだあまり動物病院が併設されているペットホテルは少ないと思います。ですが今回初めて日本以外の国に目を向けてみて、万が一の備えもしっかり準備できていることに感心したのです。この心掛けもあってか、24時間営業でやっているところも海外では多かったです。
一方で日本の利点は何かと考えた際に、真っ先に浮かんだのは料金のリーズナブルさでした。これはサービス内容がシンプルだというのもあるでしょうが、最大で5千円以上の差が日本と海外ではあります。海外の方がサービスもシステムも豪華な分、最低限の出費だけで済ませたい人にとっては逆に安いところを探すのが難しいかもしれません。
その点で日本は、急に一晩だけ預かってほしいという場合も任せやすいです。近場から安いところを探せるので、利用回数が重なるほど余計にメリットだと感じました。もちろん日本でもサーボス内容に拘れば、一晩1万円以上などという出費が起こり得ます。家計を重視するのかペットの居心地を重視するのか、それぞれの価値観が大きな意味を持つのでしょう。
それから今回私はヨーロッパへ旅行に行ったのですが、ヨーロッパのペットホテルではペットシッターが大変多く在籍していました。これは本当に大きな安心材料で、知識が豊富で且つ動物好きな人が面倒を見てくれる事実は、信頼感を抱くのに十分過ぎる材料でした。 更に帰りには私の愛犬へ、その国の国旗が刺繍されたバンダナをプレゼントしてくれました。どうやら旅行客に向けた特別なサービスだったようで、何も知らなかった私にとってもサプライズとなったのです。日本でも外国人観光客に向けたペットホテルのサービスを行えば、もっと利用者が増えるのではないでしょうか。今回の旅行で様々な違いを発見でき、貴重な勉強となりました。