ホテルと一口にいってもシティホテルやビジネスホテル、リゾート地に多いリゾートホテルなどの種類がありますよね。リゾートホテルは、文字通りリゾート地にある宿泊施設で海沿いにある施設などの場合はプライベートビーチと呼ぶ宿泊者以外が立ち入ることができない砂浜が用意されているところも少なくありません。シティホテルは、主に街の中心地などに設置されることが多い宿泊施設で、サービスやアメニティなどが充実していたり高級レストランを併設していてランチやディナーだけで利用できるところも多くあるのが特徴です。

他にも、ロッジと呼ばれる宿泊施設もホテルに分類されているようですが、ロッジと聞いたときに山小屋などをイメージされる人は多いといえましょう。実際、ロッジは山小屋や旅館・山荘などの意味を持つ言葉でスキー場やキャンプ場などで見ることが多い宿泊施設です。ただ、この名称はスキー場のゲレンデなどに併設されている大型の宿泊施設、簡素的な山小屋などのように広範囲で使われることが多く、日本の中ではキャンプ地にあるバンガローとコテージの中間的な存在として活用されることが多いようです。
ホテル業界では、少しでも多くのお客さんに利用して貰う目的で、デイユースプランを用意しているところも増えています。デイユースは、宿泊を伴わない部屋のリザーブを意味するもので、要は時間貸しのスタイルです。例えば、近隣の観光地に出かけたときなど、1日中歩き回ると疲れてしまうケースは多いといえます。宿泊するほどの距離ではないけれども観光の拠点としてホテルの一室を提供するなどがデイユースです。午前11時ころから午後5時ころまでのプランや午後12時から午後9時ころまでのプランなど、デートで利用される人も多いようです。
ビジネスホテルは、出張の際に利用する宿泊施設で主に宿泊することを目的にしているなどの特徴があります。しかし、最近のサラリーマンは日帰りの出張のケースが増えていることからも、ビジネスホテルの需要が昔と比べると減少傾向にあるなどからも生き残りをかけ女子会や観光客などが利用できる部屋を用意するところも少なくありません。なお、ビジネスホテルとホテルの違いの中には、販売員の有無や格安料金での宿泊ができるなどが挙げられます。ビジネスホテルの中には売店を設けている施設もあるものの、その数はシティーホテルやリゾートホテルと比べるとそれ程多くはありません。