海外旅行をするときには、飛行機やホテル予約の支払い方法としては、現金、クレジットカードそして最近では電子マネーも使えるようになっています。その中で最もおすすめできるのがクレジットカードです。クレジットカードを使うことに、どんなメリットがあるのかというと一番は、保険がついていることです。
海外ではどのようなトラブルに巻き込まれるのかわかりません。盗難に交通事故、戦争など旅立つ前には想定していなかったことが起きる可能性があります。しかし、クレジットカードには海外旅行傷害保険がついていて、それが使えれば、治療費や交通事故の賠償金などに保険金が支払われます。海外では盲腸の手術・入院をしただけで、数百万円も請求されることがありますから、保険が使えるかどうかは非常に重要です。カード会社や持っているカードの種類によって上限額は決まっていますから、全額ではなく一部だけになるかもしれませんが金銭的な負担は確実に減ります。
このクレジットカードの付帯保険というのは、カードをつくれば自動的に利用できるものなので、単独で保険に加入するのとは違って事前に申し込む必要はありません。ただし、保険が使えるのは条件があります。それは自宅から空港への移動で利用した公共交通機関の料金や飛行機代などを、クレジットカードで支払うことです。自家用車のガソリン代やレンタカー代などにクレジットカードを使っても、保険は使えません。ちなみにホテル予約をするときにクレジットカードを使っても付帯保険の対象外になります。一方でクレジットカードで飛行機を予約すれば、保険は間違いなく使えます。保険が使える条件や保険金額について詳しいことを知りたければ、持っているクレジットカード会社のサイトなどで確認してみましょう。
ではクレジットカードでホテル予約をしたほうがいい理由は、宿泊料金を確実に支払える人間だとホテル側に信頼されることです。現金よりもクレジットカード払いが主流の国であれば、一種の身分証明書として扱われています。もし、クレジットカードではなく現金での支払いを選べば、チェックインのときに身分証明書の提示やデポジット(保証金)の支払いを求められる事が多いので手間がかかります。
他にも、カード会社とホテルが提携しているときなどは、宿泊料金の割引など特典を受けられます。クレジットカードは利用した金額に応じてポイントが付与されますから、それも合わせればお得に海外旅行ができます。以上のことから、クレジットカードをつくるときには、海外旅行で使うことも考えて付帯保険など利用者が受けられる特典を確認することが最善です。