長期休暇や夏休み、そしてお正月休みを利用して観光旅行に出かける方々がいらっしゃいます。日本国内を旅する国内旅行と、海外の国と地域を旅する海外旅行があります。双方ともにそれぞれ独自のメリットがあり、一概にどちらが良いか決める事は出来ません。
国内旅行の長所はスケジュールがタイトでも、気兼ねなく旅に行ける点です。特に近年は日本列島の隅々まで交通機関が整備されており、東京都内や大阪といった都市部からでも、郊外の観光地まで比較的短時間で旅行に行けるようになりました。
お仕事や家庭の事情で長期の休暇が取れない、という方々は国内旅行がオススメです。同じ日本の国でも自然豊かな地域に行けば十分カルチャーショックを受けられますし、ご当地でしか食べられないグルメやそこでしか眺められない絶景や歴史的建造物が味わえます。
言葉の壁や通貨の問題がないのも国内旅行の利点です。一昔前は国内でも観光地の方では、現金しか支払いに使えない事が多々ありましたが近年では、スマートフォンや各種カードでのキャッシュレス決済が出来るようになりました。事前にパスポートや航空券を手配する必要もなく、多忙な現役世代でも国内旅行なら、安心して家族や友達、恋人と一緒に満喫できます。
海外旅行のメリットは、異国情緒と外国の歴史や文化に触れられる点です。日本列島に暮らしていると、なかなかリアルな異国情緒に触れる事は出来ませんが、海外旅行に行けば欧米諸国やアジア諸国の伝統文化や現地のグルメ、オリエンタルな魅力やネット動画では分からないリアルな街の風景が味わえます。日本国内と海外の観光地では当然ですが、カレンダーや時刻が異なります。そのため国内では観光地が大混雑する夏休みや冬休みシーズンでも、海外の観光地やホテルは比較的空いている可能性が高いです。
物価が国内よりも安価な地域も多く、渡航費は掛かるものの、現地でのホテル代や飲食代やお土産代を総合すると返って海外旅行の方が旅費がお安くなる、といったメリットもあります。国内との違いですが、出国審査が厳格であり、パスポートは必須です。
事前に準備しておく必要があり、また長期の旅行になりますので、タイトなスケジュールではなく充分体力的、時間的に余裕がある時にするのがオススメです。また現地のホテルでは、サービスを提供する各スタッフにチップを渡す事が基本的なマナーとなります。国内の旅館やホテルとは違い、サービス料にチップは含まれていないのでお世話を受けた時はきちんと感謝の気持ちを伝えなければいけません。