格安でありながら、なおかつサウナや大浴場などといった充実した設備が整い、一泊2000円ほどから宿泊することができるものをカプセルホテルと言います。できるかぎり宿泊費を抑えたいと考えているビジネスマンや就活生にとっては、非常に人気の宿泊施設となっています。終電を逃した人が宿泊するイメージが強いかもしれませんが、日本発祥のホテルとして、近年では海外の旅行客からも注目を集めています。
カプセルホテルは予約をしなくても泊まることはできますが、いつでも必ずしも空いているとは限りません。特に東京や横浜、大阪や名古屋などといった大都市圏となると、満室になっていることも多々あります。そのため予約を行っておいた方が安心です。予約方法は通常のホテル予約方法と同じと考えてもよいでしょう。ホテル予約サイトなどを利用して事前に予約を行います。ここでクレジットカードで決済することで、フロントでお金を払う手間も省くことができます。またクレジットカードで支払うことで、ポイントもつくので非常にお得です。インターネット予約が基本となりますが、電話での予約を受け付けているところもあるので、事前に確認することが大切です。
予約をしておけば、当日満室でも利用することができます。初めて利用するのであれば、ホテルの使い方やルールなどは最初にしっかりと聞いておく必要があります。通常のホテルにはフロント直通の内線電話が備えられているものの、カプセルホテルにはこのようなものもありません。お風呂はどこにあるのか、また何時に利用することができるか、朝食は何時からなのかなど、わからないことがあった場合には、わざわざフロントまで聞きに行かなければなりません。チェックインをする際に、カプセルホテルを利用するのが初めてであり、どのように利用すればよいのかわからないので教えてほしいと聞くのが一番の方法です。
チェックイン後にはロッカーの鍵を渡されることになりますが、個室自体には鍵が付いていません。貴重品は基本的に自分のロッカーで管理することになるので、ロッカーの鍵の扱いについては十分に注意しましょう。お風呂に入りにく時や、自分の部屋を離れる場合には、貴重品は鍵つきのロッカーへ入れておきます。心配な場合には寝る時にもロッカーに預けておけば安心して眠ることができるでしょう。また眠るときに隣の人の目覚ましのアラームや、部屋を出入りする音、いびきなどが気になる可能性もあるので、耳栓を用意しておくと安心です。